仮想通貨の取引とは ~取引所と販売所/現物とレバレッジ~

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QUOREA(暗号資産)

仮想通貨(暗号資産)取引が世に知られて徐々に浸透してきている感があります。
ただ思い切って始めたは良いものの、分からず迷うことは多々あるかと思います。
他ならぬ筆者がそうでした。

特に仮想通貨取引を始めたとき、取引の種類が良く分からなかった経験がありました。
株の現物売買しかやったことがなく、かなり戸惑った記憶があります。

同じような悩みを抱えている方がいらっしゃいましたらお役に立つ内容かと思いますのでご参考いただければ幸いです。

1.取引種類について

仮想通貨取引を始めるべくまずは口座開設をしたは良いものの、様々な取引種類があって良く分からないことがあるかと思います。筆者はそうでした。

「現物」「レバレッジ」???
「取引所」「販売所」??

何の知識もなく、人に聞くこともなくとりあえず始めてみよう!で勢い勇んだものの、これらの違いに分からず戸惑いました。

2.現物取引とレバレッジ取引の違い

①現物

現物はコインを買うのと同じです。もしその仮想通貨で買い物可能なお店があればそれでモノやサービスを買うことが出来ます。

常識と思いつつ念のため言いますが、仮想通貨なのでデジタルデータです。実際に手元に何かしらのコインが送られてくるわけではないのでご注意ください。

現物の取引のやり方として、「取引所」形式と「販売所」形式があります。

②レバレッジ

対して「レバレッジ」は現物は購入せず、法定通貨(円・ドル)を証拠金として売り買いして差益を得るものになります。(ビットコインを証拠金に出来る運営会社もあります)

レバレッジ(てこ)ということで、例えば手元の額の2倍相当の額で売り買いすることも可能です。
日本の運営会社だと2倍が限度になってますが、海外だと100倍というのもあります。
ただし取引中に生じた含み損が大きくなるとロスカットということで強制的に損を確定させることになりますのでご注意ください。(詳しくは別の記事で書こうと思います)

仮想通貨は株など他の金融商品と比べ値幅が大きいため、レバレッジによって少ない手元資金でも大きな利益が得られる可能性が高いのが特徴です。
ただその分損失も大きくなります。やるとしてもあまり大きな額を投入することは避け、失っても大きな痛手にならない程度の少額から始めたほうが良いかと思います。

3.「取引所」「販売所」の違い

①取引所

「取引所」というのは売り手と買い手が直接取引する場です。単純に言えば株の取引と同じです。
なので売り手と買い手双方がいて成立します。

取引では「板取引」と呼ばれる方法が採用されます。
株をやっている方は見慣れているかと思いますが、下のような板を見ながら指値(売買金額を指定)や成行(売買金額を指定せず即座に成立)の注文をしていきます。

筆者はこの方式を当然と思っていましたが、実は仮想通貨ではこのような取引所における現物取引は当然でもないということをやり始めた後に知るのでした。

②販売所

取引所に対して「販売所」というのは運営会社との売買取引の場になります。
運営会社は国内で言えばSBIVCトレードやビットフライヤーといった会社です。
運営会社が仮想通貨市場から現物を仕入れ、買い手に売ったり、逆に買い手から購入することになります。

③取引所と販売所での売買の違い

現物でいえば「取引所」「販売所」どちらの方式からも購入や売却が出来ます。
そしてどちらも売りと買いの価格差を設けることで運営会社がマージンを取るかたちになります。

ただし「販売所」形式だと運営元が在庫リスクを負うことになるため、「取引所」に比べて売りと買いの価格差が大きくなります。

「販売所」形式においてはその価格差が「何でこんなに?」と思うほど相当あります。

上はビットコインのほぼ同時刻での販売所と取引所の価格です。

販売所では 売価格:2,845,800円 買価格:3,009,900円 【差:164,100円】
取引所では 売価格:2,900,906円 買価格:2,925,000円 【差: 24,094円】

約140,000円もの差があります( ゚Д゚)

これだけ見ると販売所で買うことは普通ないかと思います。

もし販売所を使うとすると「取引所で売買成立しない状況でも急を要して売買したい」というケースくらいかと思います。(滅多にないとは思いますが)

  

内容は以上になります。もし同じ悩みを持っている方の疑問解消につながれば幸いです。

  

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