1.身近で欠かせない金属「銅」
筆者の個人的に買うには及ばないですが、最近知って面白いと思う銘柄が「銅」になります。
銅といえば身近な金属のイメージです
- 10円玉
- 銅線
- 銅像
- 鍋・やかん
と適当に思いつくだけでもいろいろ出てきます。
加工しやすく、熱や電気を通しやすく、腐食しにくく、抗菌作用がある
工業製品にも身近な日用品にも欠かせない金属です。
2.景気の先行指標
この「銅」ですが投資界隈では景気の「炭鉱のカナリア」とか「ドクターカッパー(銅先生?)」とか言われているようです。
年次でみると上記画像のとおりの推移です。
直近のチャートです。
今年の4月中旬ごろから急落していて今は1,000円/㎏(1gだと1円)くらいになってます。
先に記載のとおり銅はありとあらゆる工業製品に用いられるため、その価格変動は景気を反映するといわれており、実際に製造業の景況と連動するようです。
2.銅は買うべきか
個人が資産のポートフォリオとして組み込む必要はあまり無いと思います。
資産としてとらえるなら金の方が有用でしょう。
現物が必要なのは工業製品で用のある企業くらいでしょうか。
余談ですが少し前まで銅の窃盗のニュースが割と頻繁にありました。
「毎日のように侵入」銅線など金属の盗難相次ぐ…中継可能な防犯カメラで対抗 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
銅線の他、消火栓のホースの筒先に使われている銅も被害にあっていたようです。
盗難するにしても1円/gのものを売って稼ぐには相当の労力だと思いますが…
銅の価格が景気を反映するのであれば、銅の窃盗多発は景気のバロメーターだったのでしょうか。
資産としてはともかく、景気の指標として注目する価値はありそうです。