1.昆虫食とは
最近よくネットニュースで取り上げられていて、筆者自身も興味のあるジャンルです。
日本でもイナゴや蜂の子など、古来より昆虫を食べる文化はあったものの、食料が安定的かつ豊富に供給されている現在においてはあえて食べるものでもなく、筆者もイナゴの佃煮を食べたことがあるくらいです。
世界的に注目されている理由としては、人口増加による食料問題が第一にあります。
特にタンパク源の確保において従来の牛・豚・鳥といった食肉では生産における環境負荷が大きく、人口増に対しても賄いきれないということがあるようで、後の記事で取り上げる大豆ミートと並んで環境負荷の低いタンパク源として注目されているということです。
今でこそ食肉文化を謳歌してますが、将来的には食肉に変わるものとして出てくるのはないでしょうか。今でも魚肉ソーセージはありますけど、昆虫食ソーセージとか大豆肉ソーセージなんて出てくるのかもしれません。
2.昆虫食関連株
調べてみるとまだ研究段階のところが多く、昆虫食を主力としている企業はまだ無いようです。
①日本株
日本の上場企業で昆虫食を研究や商品販売しているところは調べると以下のとおり
(4桁数字は銘柄コード)
【5994】 ファインシンター
コオロギ食材の研究開発で高崎経済大学発のベンチャーであるFUTURENAUTと協業を開始
【6473】 ジェイテクト
徳島大学発のベンチャー企業のグラリスと食用コオロギの生産で業務提携
【7453】 良品計画
徳島大学と連携して開発したおやつ「コオロギせんべい」の販売
【4626】 太陽ホールディングス
コオロギ養殖
②海外株
海外(米国株)で調べましたが目ぼしいところは見つかりませんでした。
【NESN】ネスレ (世界最大の食品・飲料会社、コオロギで作ったペットフードを製品化)はありましたが、上場はスイスのようで日本の証券会社で買えないようです。(もし買える情報あればご教示ください)
※追記:サクソバンク証券では購入可能です。
他で買うなら単独ではないですが、ネスレが組み込まれているETFはあります。
こちらのETFにはネスレが8.76%組み込まれているようです。
3.その他有力企業
ちなみに上場していない企業はかなりあります。そのうち商品購入がしやすく、有力と思われた企業を一部ご紹介します。
他もいろいろ調べましたが商品名だけで企業が分からないケースもありました…これからもよくウォッチしていく必要がある業界と感じました。
buggui というのは商品名はあるのですが企業名がいくら検索しても出てきません…商品買えばパッケージに書いてあるのかもしれないですが。評価は高いようですので(信用できるか分かりませんが)今度買ってみようと思います(笑
4.今後の展望について
まだまだ発展途上の分野ですが、注目度が増していることは確かです。
大手企業が参入や新興企業への出資の話もニュースで流れてきています。
昆虫食のスタートアップ企業「TAKEO」への出資に関するお知らせ | 株式会社ニチレイ (nichirei.co.jp)
業界全体としては成長分野といって良いのではないでしょうか。
筆者としては、先にご紹介した代替肉と並んで注目しています。
今後の展開を引き続き注視し、良い投資につなげていきたいと考えています。