最近話題の代替肉。SDGs(持続可能な開発目標)の機運も相まって、大手飲食チェーン店でも見かけることが多くなりましたので取り上げたいと思います。
1.代替肉とは
代替肉(だいたいにく)とは、従来の家畜肉の代替として作られた肉です。
世界人口の増加、畜産に伴う環境負荷などの解決策として注目されています。
代替肉には大きく分けて二種類あり、
・大豆などの植物性原料を使い、肉の食感に近づけたプラントベース(植物由来)のもの
・動物の細胞を培養して作る培養肉など動物細胞ベースもの
このうち培養肉は開発途上でありまだ殆ど流通はしていないため、一般的に、植物由来のものが代替肉と呼ばれています。
2.代替肉関連株
調べてみると実に多くの企業が参入しています。全ては書ききれませんので、一部ご紹介します
①日本株
【2607】不二製油グループ
製油や大豆製品が主力のメーカーで、代替肉はかなり昔から事業としているようです。
大豆で世界が変わる!急拡大「大豆ミート」市場|不二製油グループ (fujioil.co.jp)
大豆ミートの国内シェアはNo.1です。
商品も売っていて通販もしているようです(リンク切れの場合はご容赦ください)
【2282】日本ハム
既に色んなラインナップがあるようです。
通販もあります。
【2296】伊藤ハム米久ホールディングス
伊藤ハムと米久は同業でしたが2016年に経営統合したようです。
通販でも商品ありました。
日本ハムと伊藤ハムは言うまでもないくらい有名ですね。
やはり大豆や食肉を扱ってきた食品メーカーに一日の長がある感じがします。
②海外株
【BYND】ビヨンド・ミート(Beyond Meat Inc.)
2009年に設立、2019年には、アメリカの株式市場NASDAQに上場しています。
(2022年7月現在)
日本ではまだ購入できないようです…
【NXMH】ネクストミーツ NEXT MEATS HOLDINGS, Inc.
NXMH:OTC US 株価 – Next Meats Holdings Inc – Bloomberg Markets
代替肉の「ネクストミーツ」アメリカ上場。SPACによる米国証券市場への参入でナスダックを狙う【NEXT MEATS】|ネクストミーツのプレスリリース (prtimes.jp)
日本のメーカーですが何故か日本で上場せずにアメリカで上場してます。
株も日本の証券会社では買えないようです。
ただし商品は日本の店舗で売っていて、通販もあります。
※他企業多数あるようなので適宜追加したいと思います。
3.代替肉関連株は買いか
買いだと思います。日本株は最近お勧めに消極的な筆者ですが、代替肉関連は買ってもよいと思う分野の一つです。
特に日本株は食品メーカーが主ということで、配当に加え優待が期待できます。
優待を含めると結構な利回りになるケースもあります。
例えば上記の伊藤ハム米久ホールディングスでは配当+優待で4%以上になるようです。(2022年7月現在)
自分の保有銘柄である不二製油も調べましたが、非売品であるせいか優待利回りが不明でした…配当利回り(2.24%)に+αであることは間違いないです。
筆者の他記事で食関連というとこで「昆虫食」についても取り上げましたが、今後懸念される食糧不足や地球環境問題に対しこれらは解決の糸口につながるのではと考えています。
当然ながら株式市場においても注目されますので、興味関心を持って注視したいと思います。