センシティブな銘柄かも分かりませんが、取り上げたいと思います。
日本では「ダメ、絶対」なイメージの大麻ですが、世界的には容認する方向であり、特に医療用大麻市場は、2020年の89億ドルから2028年には約5.5倍の491億ドルに到達すると見込まれ、大きな成長が期待されます。
1.大麻について
大麻については検索すれば沢山出てきますが、概要としては
といったところです。
日本では古くからしめ縄、お祓いの大麻(読み方:おおぬさ)など神事で用いられてきました。
大麻は退魔に通ずる、といったところでしょうか。(※筆者の勝手な解釈です)
2.大麻を取り巻く状況
北米では大麻合法化の流れが広まっています。理由として、
- 医療分野で大麻の効能に関する研究が進み、大麻に含まれている複数の成分が鎮痛作用やけいれん、緑内障などに効果があるとされ、世界保健機関(WHO)での実証も進んでいるため。
- 犯罪組織などによる密輸や密売が後を絶たず、むしろ合法化して国家が正式に管理したほうが乱用されないと考えられたため。
というのがあるようです。
北米ではカナダは娯楽・医療ともに合法、その他各国の状況を見ると合法や非犯罪化の扱いをする国も多く、解禁の方向にあるようです。
【202207最新】大麻(マリファナ)の合法国はどこ?なぜ海外は大麻合法化が進んでいるの? | STOKE (stoke-llc.co.jp)
3.大麻関連株
代表的な関連株をいくつかご紹介します。
①日本株
【3306】日本製麻
米麦用の麻袋でシェア5割、他パスタ関連(ボルカノ:日本最古のパスタメーカー)、自動車用マットが主力のようです。
【7701】島津製作所
分析・計測機器の大手で、大麻関連では大麻の分析に特化した分析機を北米で発売。
精度の悪い分析機では、医療向けに有効成分ではない成分が有効成分に混じって計測され、それが医療現場で使用されたりする可能性があるとのことで、精度の高い分析機が必要なのだとか。
②海外・米国株
【ACB】オーロラ・カナビス
カナダに拠点を置く医療用・消費者用大麻の企業です。大麻生産企業としては世界最大。
【TLRY】ティルレイ・ブランズ
ティルレイ・ブランズ(Tilray Brands, Inc.)【TLRY】の株価チャート|米国株|株探(かぶたん) – 株探 (kabutan.jp)
医療用大麻や大麻由来製品を取り扱う企業です。
4.大麻関連株は買いか
買いだと思います。
チャートを見るとどこかの地域で大麻承認のニュースが出ると上昇材料となる局面が多いようです。
一時的に上がってその後下げることが多いので注意が必要ですが、市場拡大のさなかの情勢ですので、中長期的には買いと思います。
特に現時点(2022年7月)では低迷しているので、逆に買いの時期かもしれません。
短期的な利益を得るのはなかなか難しいと思いますが、待てるのであればコツコツ買うのも手だと筆者自身は考えてます。