東南アジア株その① ~ベトナム株・ETF~

松井証券

海外株の投資といえばまずは米国株となる方が多数だと思いますが、米国以外にも様々な国の企業の株を購入できます。

私が普段メインとしているSBI証券では、下の画像のとおり様々な国の株を取引することが出来ます。

巷ではこれからは○○地域が有望だ!という声が聞こえてきて、投資先として興味が出てくる方もきっといるはずです。

しかしながら他の国の企業の株はよく分からない、果たして購入すべきなのか?といった疑問がある方もいるのではないかと思います。特に初心者の方で興味あるかたはそのような疑問を持たれる方も多いのではと想像できます。実際筆者がそうでした。

米国以外だと欧州や中国といった地域が経済圏として大きな地域ですが、成熟した印象があり、筆者としてはあまり興味を持てませんでした。ロシアは昨今の情勢を見ると対象としてギャンブル感があります。そこで興味を持てたのは巷で成長著しいといわれる東南アジアでした。

実際SBI証券の外国株のラインナップをみると東南アジア地域の国が半分以上を占めています。

今回はその東南アジア地域の株投資について考えてみたいと思います。
東南アジアといっても国はいくつかありますので、今回は筆者が注目しているベトナムを取り上げたいと思います。

1.ベトナムの現状

ベトナムというと筆者の中ではアオザイの衣装や笠を被る人たち、自転車とバイクがたくさん走っているイメージがありましたが、果たしてどうでしょうか。現在の状況を調べてみました。

①人口データ

成長著しいベトナムの経済ですが、その要因として人口構成が挙げられます。

ベトナムの 2022 年の人口ピラミッド – 人口ピラミッド (population-pyramid.net)

若者の人口が多く、人口ボーナス期(総人口に占める15歳以上~65歳未満の生産年齢人口の比率が高い時期)が今後しばらく続き、総人口も2050年頃までは増え続けます。日本も人口ボーナス期に経済成長を考えると、今まさにその真っ只中にあるベトナムの成長は今後ますます見込めます。
この成長の勢いを見ると日本を追い越すのも時間の問題かもしれません。

※その他ベトナムの概要について
ベトナム経済の最新情報と見通し:2022年GDP成長率 | VietBiz(ベトビズ)
こちらのリンクが参考になるかと思います。

②成長率

最新の統計(2022年1月~6月)では、GDP(実質国内総生産)成長率6.62%となってます。

Microsoft PowerPoint – 2022越経済(2022年上半期) (002) (emb-japan.go.jp) 資料より

コロナ感染症の影響で2020~2021年は成長率が低く推移していましたが、それ以外の年は6~7%で推移している状況です。

産業は工業が栄えていて輸出も多いです。輸出の製品別でみると今は電子機器が上位を占めてますね。筆者のイメージでは衣服や靴やコーヒーでしたが、時代は変わったようです。

2.ベトナム株は買いか

①個別株

個別株を買うことを筆者も検討しましたが、国内証券会社だと約定時の手数料が高く、そこまでして買うのも気が引けてしまいました。

※SBI証券画面より

SBI証券では約定手数料が2%とありました。

手数料の問題を解決したければ、現地の証券会社を利用する手がありますが、パスポート証明書の取得など手続きが結構手間がかかりそうです。積極的に多量の取引をしたいなどの理由がなければそこまでする必要があるとは思えませんでした。(したい方はチャレンジしてみていただければ思います)

参考サイト:ベトナムで口座開設! (viet-kabu.com)

②ETF

個別株を気軽に購入するのは難しいとなれば、ETFです。

1.時間と手間と少額単位 兼業や副業での投資となると手間と時間をかけられないケースもあるかと思います。筆者自身も実際本業が忙しい...

ETFって何?という方は筆者の上記関連記事をご参考にどうぞ。

ベトナムのETFについては以下の商品があります。


dbx FTSEベトナム(03087)
SBI証券-外国株式・海外ETF- (sbisec.co.jp) より

ヴァンエック・ベトナム ETF【VNM】
リターン|海外ETF情報|国内/海外ETF[モーニングスター] (morningstar.co.jp)

注:日本の国内証券会社でかつて購入できましたが、今は買えないようです。(2022年8月時点)
  SBI証券ではだいぶまえに買えなくなり、他証券会社もラインナップからは外れているようです。


T&D-T&D ベトナム株式ファンド(愛称:V-Star)※投資信託

SBI証券では投資信託(ETFと違い上場していない)として販売しているものがありましたのでご紹介します。

投信・外貨建MMF|SBI証券 (sbisec.co.jp) より

注目度の高い国と認識してますのでETFはもっと取り扱いがあるかと思いましたが…投資商品に関してはまだ途上なのでしょうか。

本腰入れて投資なら現地で口座開設でしょうが、本ブログのターゲットは兼業・副業の方ですので、もっと気軽に投資できる状況でないとなかなか食指が動かないかもしれません。

しかしながら今後の成長は見込まれますので注視することをオススメしたいと思います。


松井証券

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