最近SNSなどの広告で目に付くようになりました。
コンビニでもパンが売られていて思わず気になり試しに購入し食べてみました。
筆者の興味の部分が大きいですが取り上げたいと思います。
1.完全栄養食とは
一言でいえば「健康に必要な栄養素を全て含んだ食品」となります。
筆者が完全栄養食で思い浮かべたのがひと昔前に話題になった「ディストピア飯」
冒頭にコンビニで試しに購入し食べた完全栄養パンは正直ディストピア感がありましたが…
現時点で「完全栄養食」で画像検索すると豊かとは言えずともそれなりに彩りはあるように思えます。
かつてのカロリーメイトなども「バランス栄養食」という呼び名(キャッチコピー?)だったと記憶しています。
2.完全栄養食の主なブランド
現在は数多く販売されていますが、主だった完全栄養食のブランドは以下のとおりです。
BASE FOOD®(ベースフード)
日本の企業です。設立は2016年4月と若い会社です。まだ上場はしていないようで株式は買えません。
損益を見たかったですがいわゆる大会社ではなく開示義務は無いようです。
コンビニでも商品を見かけますのでかなり有名な完全栄養食かと思います。
COMP(コンプ)
日本の企業です。設立は2015年10月と若い会社です。
こちらもBASE FOODと同じくまだ上場はしていないようで株式は買えません。
今もその系のインフルエンサーがよく宣伝しているようです。
Huel(ヒュエル)
イギリスの会社であるHuel Limited社が販売しています。
設立は2015年7月とこちらも比較的若い会社です。
動物や環境への影響を最小限に抑えた、植物由来のサステイナブル(持続可能)な原材料を使用、包装も簡易なものにするなど、環境配慮の意識が見受けられます。
KOREDE(コレデ)
カレーがありますね…今度個人買いしようと思います。
株式会社MEFREEという企業のブランドです。
株式会社MEFREE(ミフリー)|誰もが健康でいられる世界へ
設立は2021年9月と新興企業といってよいでしょう。
日清食品
言わずと知れた食品大手。世界に名だたるインスタントラーメンの元祖です。
現代の「飽食」によるオーバーカロリー、その結果の健康リスク拡大という問題に対し取り組む姿勢を見せています。
本記事執筆時点(2022年8月)で相当注力している様子が伺えます。
3.完全栄養食の変遷
思い返すと今まで似たような商品は数多く出ていましたが、どれも普段の食事に足りない栄養素を補うのが主旨だったかと思います。
最近(といっても3~4年経ってますが)だとプロテインがものすごく世に出回っていると感じます。プロテインバーや飲料は今やコンビニやスーパーで当たり前のように売ってます。
筆者はとあるスポーツ競技をやっていますが、昔はプロテインと謳う商品が今ほど世に出ていなくてスポーツ用品店や通販で購入するのが当たり前でした。
こうした栄養補助食品が世に次々と出てきたのを足掛かりに、普段の食事の不足を補うものから普段の食事そのものへと代替しつつあるのかと感じます。
効率化と時間確保を尊ぶ世の中にうまくマッチしているのかもしれません。
上記表は2019年の発表で、日本市場における予測です。
世界における完全栄養食品の市場規模は、2021年~2027年の間に年平均で6.5%で成長し、2027年には63億米ドル(約8500億円)に達する予測だそうです。
4.完全栄養食の関連株
まだ新興分野であるせいか、完全栄養食がメインの株式上場企業は見当たりませんが、調べた限り積極的に取り組んでいる企業をいくつかご紹介します。
【2897】日清食品ホールディングス
【2201】森永製菓
【4578】大塚ホールディングス
栄養補助食品がメインで、完全栄養食はまだのようです。
ただカロリーメイトという強力なブランド商品を持っていますので
おそらく商品は出してくると思われます。
5.完全栄養食関連株は買いか
買いだと思いますが、新興企業がどこまで伸びるか未知数だと思います。
資金力や開発力は既存の食品企業が優位に思えます。
ただ新興企業の既存の価値観にとらわれない取り組みや商品は目を見張るものがあります。
新興企業が上場したら少額でも買ってみるのは良いかもしれません。
筆者も注視して買うチャンスを伺いたいと思います。
あと商品はまだ食べたことのないものも多いですが、何だかおいしそうに思えてきましたので今回の記事執筆を機にいろいろ試してみたいと思いました。
皆様もいかがでしょうか?