1.金(ゴールド)について
「有事の金(ゴールド)」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
経済不況や紛争で世界情勢が不安定となった際に上がりやすいのが金(ゴールド)です。
現時点(2022年7月)においてはウクライナ情勢や世界的なインフレに伴い、株価が下落傾向ですが金価格は高水準を保ってます。
参照元:純金積立なら三菱マテリアル GOLDPARK(ゴールドパーク) 三菱の金 (mmc.co.jp)
金の他銀・プラチナといったものは投資としては「コモディティ」と呼ばれるカテゴリーになります。
他に原油や天然ガスなどのエネルギ、ートウモロコシや大豆などの穀物がコモディティと呼ばれます。
原油や天然ガスは馴染みがなく筆者も取引したことはありません。
しかし金については世間一般でも馴染みのある商品ということで、資産形成の一部に加えても良いと思い購入しています。
2.現物購入について
ここでどのように購入したら良いか、ネット証券を見ると「金・銀・プラチナ」という項目があるのでそこから購入すれば…
と最初にお考えの方は多いのではないでしょうか。
自分もそう考えて買おうとしましたが、こちらの「金・銀・プラチナ」というのはいわゆる現物というものになります。
現物だと買付と売却の価格に結構な差があります。
加えて買付時に手数料を取られます。
上記はSBI証券の例ですが他の証券会社も同程度の手数料になります。
この売買の価格差と手数料を見ると筆者にとってはあまりメリットを感じず現物購入はヤメました。
現物だと一定量以上購入で手元に実物を送ってもらうことも出来るので、極端な話ですがあらゆる金融システムが破たんして現物取引の世界になれば持ってて良かったとなるでしょうし、その他実物を持っていたい事情のある方であれば考えても良いとは思います。
3.ETF購入について
現物購入は多くの方にとっては現実的ではないと思いますので、ETFでの購入をオススメしたいと思います。筆者も購入はETFです。
ETF(Exchange Traded Fund 、上場投資信託)とは対象となる株などの価格に連動するように設計された商品であり、金ETFであれば金価格に連動するものとなります。
つまり金ETFという金の実物の価格と連動する商品を購入することで、資産として金を購入しているのと同じような効果があることになります。
上記画面にもある「信託報酬」=手数料はかかりますが、現物のような売買価格差もなく、手数料もだいぶ安くなっているため、経費を抑える点においても有利です。
現物にしろETFにしろ、インフレや株の下落局面では金は価値を維持または上昇することが多いため、
ポートフォリオ(様々な資産の組み合わせ)の一部に加えておくのは良い方法かと思います。